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廃墟に花々を


by stanislowski
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助走

身体と書く手を休めていました。
と、言っても、大した事を考えているわけでもなし、哲学と言うには浅はかな知識しかないし。
いつも堂々巡りの答えのない押し問答に疲れていた。

私は現在、自分の体内から発する信号のほうにより従っている。
どうしても、無理をして、外の世界に、社会に、出て行こうとしなくなった。
ストレスフリーといえば聞こえはいいが、フルタイムで働いている人からすれば随分怠けていると映るかな。
日本に居たらそうは行かないかもしれない。
ここだと、語学が未熟なため必要なものも必要でないものも耳に入って来る量も速さもまるっきり違う。
それを補うために日本のネットで情報収集するけど。
時にはネット三昧とか明らかにだらしない体たらくなのだけれど、時間を決めて朝の9時半までとして、
それ以降は天気がよければ近所を散歩・巡回。
家事、食事の仕度、日の出日没、月の満ち欠け、腹時計など自然の声を聴く。

自分は他人の感情や自然の気を全身で感じてしまうから、
本気でそれを感受していると病んで来る。
それをカバーするには理性を鍛えたほうがいいのかもしれないが。

自分は猫でいく事にする。

どうしてか?!
わからない。
感覚人間だからでしょう。

そろそろ始めたくなったのは、明日からが新年と思えるから。
明日は新月。
なぜかしら私の体は太陰暦のほうがしっくり来るようになったのか?

目でも分かるのは家畜の鶏がまた卵を産み始めた。
先週末からだ。
新しい季節が着始めたと動物から知る。
あんた達すごいよ。

玉子料理は割るのに殻がしっかりしていて硬いよ。
開ければプックリとしたころんころんの丸い黄身。

数年前(震災の前だ)誰かのブログで梨木香歩さんを勧める記事を読んだ。
カッコいい女性になりたい、頭を良く見せたい、と野心的でバカな私は買ってみたが、さっぱり。
読めない、相性が合わないと、どこかに放っておいた。
思い立って、ここ2、3日前に読んだら面白すぎる。今の私にピッタリ。
「春になったら苺を摘みに」の夜行列車の章はタイムリーだった。

畑で自然エネルギーを再生して、食べ物を作る、
あるがなで(あるもので)、工夫してものを作る、
大衆的でごり押しの品格のない見せ掛けの強いもの同士がいとも簡単にくっ付き合うのでなくて、
自分の足で歩いて調べて人を見て、共同の場所を作り、
そんな風なのがいい。

あまりくっ付きすぎない。
よっ掛かれるのは苦手。

自分もまた自然の一部と認識しながら、このコミュニティで生きていこうとまた思えたわけで。
新年を向かえ挨拶。
なぜなら、このサービスが悪い環境に住んでいると、やっぱり人間の潜在能力を疎かにしてはいけないと思うの。
いい職人さんはやはり近所の口コミなのだから。


Commented by saheizi-inokori at 2017-01-27 21:42
梨木香歩、ずいぶん離れっぱなし。
あってみようかな、今どんな本を書いているのですか。
Commented by stanislowski at 2017-01-28 15:21
> saheizi-inokoriさん、
こんにちは。
いや知らないんです。図書館で借りて佐平次さん教えてくださいませんか。
改めてこんな書き手だったのかと、うれしい驚きでした。
彼女の国際的な感覚、考え方に頷いて。

私は読書家ではないけど、繋がりのある方々はかなり読み込んでおられて、
そこから得た批評をもとに買ってみる。だから、佐平次さんのコメントもメモして有ります!
Commented by haru_rara at 2017-01-29 12:18
梨木香歩、たしか私と同い年だったかな。
初めて読んだのは「からくりからくさ」でした。次が「西の魔女が死んだ」。
面白いとは思いましたが、全部読むほど好きではなかったのかもしれません。
でも、ある雑誌で読んだ短い随筆はいいなと思いました。
本も、出会うに時があるのでしょうね。

昔は、活躍している人の年齢がすごく気になりました。
自分と同年代だったり若かったりすると、あーわたしってなんて無能なんだろー、って。
でも最近は。いいのか悪いのか、どうでもよくなってまいりました(笑)

Commented by stanislowski at 2017-01-30 16:41
> haru_raraさん
随筆だったのと、その章に書かれていたことが隣国とわが国間の大きな問題だったせいかもしれません。どのように道筋を立てるべきか、先輩の知識と経験、人間として慮らねばならぬこと、梨木さんの受け売りでなく、消化してから言葉にしたいと。
これは、読書を通して生きた言葉遣いをしていくという訓練をしなければ身に付けられないのかも。
もしくは、ばあちゃんのように、実家地方に住む口数少ないけれど、まっとうに生きようとしている人の姿からでしか相手に響かない。

小説は買わないかな。多分、口に合わない。笑。
うふ。
私はですね、母業・震災前は海外で現地語を流暢に話し、且つ、外でサラリーを取ってくる女性を羨む目で見ていたかも。清掃婦で家の創作活動をし、自然界と話も出来、近所の諜報活動もできる、それも悪くないかなと、思う今日この頃です。

Commented by 彼岸花 at 2017-01-31 23:36 x
stanislowskiさん。こんにちは。^^
戻っておいでになってよかった~!^^
お留守中何度かお邪魔してたんですよ~。(笑)
でも、あたしはfacebookやってないし、いいね!なども、したくてもしようがなかった…

ほんとですね。生き物たちはちゃんと何かがわかってる感じ。人間も、生き物としての本能の力をなくしちゃいけないなあと私もこの頃よく思います。
生みたての卵、おいしそう~♪ ^^

わたしは、最近、ろばが好きで好きで。でも自分で飼うわけにいかないから、ろばがテーマの本を探して読みまくっています。(笑)
少しね、正直、怒るのに疲れました・・・(涙)
Commented by stanislowski at 2017-02-01 17:27
> 彼岸花さん
こんにちは。
がらむしゃに頑張る事ができなくなりました。
戻ってきたけど、また休むかも。笑。
季節と身体機能をちゃんと感じながら調子を整えて。
ずる休みとはよく言ったものだが、あれは本当に精神的に参っているからなんだ。
一日でも休息すれば、あら不思議、翌日は機嫌よく行けたりもする。
怒るのは疲れますよね。以前、彼岸花さんが仰っていたけど、こういう負の感情は長続きしないと。

ろば!ふと浮かんだのはドン・キホーテ。愉快な本見つけたら是非、ブログで紹介してください。こちらこそ、甘ったれな自分なので気に留めてくださっていてうれしいでーす。
by stanislowski | 2017-01-27 17:16 | 甘く優しいこと | Comments(6)