カテゴリ:甘く優しいこと( 47 )

助走

身体と書く手を休めていました。
と、言っても、大した事を考えているわけでもなし、哲学と言うには浅はかな知識しかないし。
いつも堂々巡りの答えのない押し問答に疲れていた。

私は現在、自分の体内から発する信号のほうにより従っている。
どうしても、無理をして、外の世界に、社会に、出て行こうとしなくなった。
ストレスフリーといえば聞こえはいいが、フルタイムで働いている人からすれば随分怠けていると映るかな。
日本に居たらそうは行かないかもしれない。
ここだと、語学が未熟なため必要なものも必要でないものも耳に入って来る量も速さもまるっきり違う。
それを補うために日本のネットで情報収集するけど。
時にはネット三昧とか明らかにだらしない体たらくなのだけれど、時間を決めて朝の9時半までとして、
それ以降は天気がよければ近所を散歩・巡回。
家事、食事の仕度、日の出日没、月の満ち欠け、腹時計など自然の声を聴く。

自分は他人の感情や自然の気を全身で感じてしまうから、
本気でそれを感受していると病んで来る。
それをカバーするには理性を鍛えたほうがいいのかもしれないが。

自分は猫でいく事にする。

どうしてか?!
わからない。
感覚人間だからでしょう。

そろそろ始めたくなったのは、明日からが新年と思えるから。
明日は新月。
なぜかしら私の体は太陰暦のほうがしっくり来るようになったのか?

目でも分かるのは家畜の鶏がまた卵を産み始めた。
先週末からだ。
新しい季節が着始めたと動物から知る。
あんた達すごいよ。

玉子料理は割るのに殻がしっかりしていて硬いよ。
開ければプックリとしたころんころんの丸い黄身。

数年前(震災の前だ)誰かのブログで梨木香歩さんを勧める記事を読んだ。
カッコいい女性になりたい、頭を良く見せたい、と野心的でバカな私は買ってみたが、さっぱり。
読めない、相性が合わないと、どこかに放っておいた。
思い立って、ここ2、3日前に読んだら面白すぎる。今の私にピッタリ。
「春になったら苺を摘みに」の夜行列車の章はタイムリーだった。

畑で自然エネルギーを再生して、食べ物を作る、
あるがなで(あるもので)、工夫してものを作る、
大衆的でごり押しの品格のない見せ掛けの強いもの同士がいとも簡単にくっ付き合うのでなくて、
自分の足で歩いて調べて人を見て、共同の場所を作り、
そんな風なのがいい。

あまりくっ付きすぎない。
よっ掛かれるのは苦手。

自分もまた自然の一部と認識しながら、このコミュニティで生きていこうとまた思えたわけで。
新年を向かえ挨拶。
なぜなら、このサービスが悪い環境に住んでいると、やっぱり人間の潜在能力を疎かにしてはいけないと思うの。
いい職人さんはやはり近所の口コミなのだから。


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by stanislowski | 2017-01-27 17:16 | 甘く優しいこと | Comments(6)
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↑これは先週土曜だと思う
staniに捧げる敬意。


stanislowskiが永遠の眠りについた。

明け方に甲高い声で鳴いた。

「行きますね」と、いうお別れの挨拶だった。

私は、「はっ」と、目を覚まし家族を呼んだ。

ピーンと脚伸ばし、かろうじて小さくしていた息が絶えてしまった。

みんなあなたを見届けられて幸せだったよ。
優しい時をありがとう。

忍耐強く温厚で賢い猫でした。

アデュー。
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by stanislowski | 2016-07-21 15:44 | 甘く優しいこと | Comments(0)
みなさんにお知らせとお願いがあります。
どうかこの記事を読んで共感してくださったら、
お手数ですが、各々のブログなりで情報を広めていただけないでしょうか?

現在、福島県昭和村では旧喰丸小学校の利活用
についてアンケート、アイディア募集を行なっています。
存続が決定したこの建物を村民、県民だけでなく、観光者などに幅広く利用してもらい、
私達の未来のために役立つ知恵や伝統、人との交流の発信元になればいいなと願っています。

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大資本に依存せず自ら歩んでいく道。
風が吹き抜ける気持ちのよさ、
疲れた人が来たくなる、懐に抱かれるような居心地のよさ、
誰もが対等、(しがらみがない)
容易ではないでしょうが、ひとりひとりの姿勢が本当に暮らしやすい共同体を作り上げるのではないでしょうか?

昭和村のサイトはこちら
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by stanislowski | 2016-03-09 17:41 | 甘く優しいこと | Comments(4)

節目

3月1日!!!!
めでたく50歳を迎えましたー。
無事ここまで生きられた。
ありがとう!お父さん、お母さん、おにい!

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大好きな奥会津の風景!まだいぐぞい!まってでない!

これまでお世話になってきた人々にお礼を申し上げたい。
ありがとうございます。

私という人間を育ててくれた環境や人々。大好き。
私の作った家族にも。大きなありがとうを!

これからの目標はもっと大きく優しい人になれたらいいな。

3月だ。
3月!

丙午の、うお座のB型でございます。

イエーィ!
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by stanislowski | 2016-03-01 04:12 | 甘く優しいこと | Comments(12)

ありがとう

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コメントを残してくれた方、
ブログを見てくださった方、
皆さんの励ましとたくさんの温かい気を受け取ったような、静かな力が腹から湧いてくるのが分かります。

もっと緊張を解いて、頭より体で、もう少し人を信じて、ここに生かされていることを喜びたいと思います。

私はもっと素直だったはず。

春の勢いはガチガチになった私を解き放してくれる。
夏より強いのが春と、今なら分かる。
知らぬ間に芽吹いていた花々を庭のあちらこちらに見つけるたび、その、「ひたすらに生きる」姿勢を教えてもらっているよう。

そして私の家族。
特に夫が傍にいてくれてよかった。
この人でよかった。

私は幸せなんだ。

ありがとう。
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by stanislowski | 2016-02-08 03:50 | 甘く優しいこと | Comments(2)

恋人時代

昔の彼の夢を見た。
そういうわけで今朝はこの歌が頭の中で繰り返しまわっている。

長渕剛 「恋人時代」

「時代」という言葉に郷愁と時間の幅と古臭さを思う。
電子機器、SMSが発達した今日、もうこの言葉は時代遅れなのかもしれない。

絶えず隙間無く予定通り間違いなく行なわれる調和より、私は最高のドラマが好きだから、偶然のほうを好む。
そこで出会えたら運命。
そこで死に目に会えなかったら、それも運命。

時間が持つ宇宙の空間に紛れて飲み込まれていくスリルを恐れるというより面白がれそうな自分だと思う。
そういうものに負けない強さにも憧れている。

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youtubeで
「恋人時代」を観て、
「恋をとめないで」、日本一心ヴァージョンを観て、

私と同世代が親となり、夢と無垢なこころを求めて、あの時あの場所に集ったこと、
吉川さんの渋さに、「あぁ、いい歳の重ね方をしてきたんだね」と、安堵した。

今、横にいる人は恋人時代の人ではない。

一条ゆかり先生の言うように、私は勝負しようとしたがるから、とりわけ同年代の男性には好かれなかった。もてなかった。

劇的なのが好きだったから、いま、ここに納まっているのかも。

恋人時代と言う時間を過してみたかったナ。
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by stanislowski | 2016-01-15 17:18 | 甘く優しいこと | Comments(0)
クリスマスを迎えるこの時期がとても好きです。
冬至を過ぎ日に日に目に見えて日が長くなるのが分かって、それだけでも気持ちが明るくなるし、
最近はやはり商業主義に押されてきていますが、それでも伝統と厳かな雰囲気が漂い、
狂ったようにバカ騒ぎするのではなく、静寂がもどってきたような、
気持ち新たに願い事を誓う、
そういう真っ白な身も心も引き締まるときが。

土地に根付いている伝統と習わしは重みがある。

年々、日本の年越と正月が懐かしくなる。
あの家族との時間、何が大切か分かるような清々しい瞬間を何度でも祝いたいと思う。

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心から主の生誕をお祝い申し上げます。
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by stanislowski | 2015-12-24 17:10 | 甘く優しいこと
こどものお稽古事。

バレエの先生は格好がいい!
当たり前なんだけど姿勢がよくて惚れ惚れする。
シニヨンにしたヘアスタイルも瞳がキラキラになる。
あんな風に歩きたいと胸を張って歩いたら、翌日、少しだけ心臓が重苦しかった。
疲れるとたまに出る症状。

私も習いたかったな。
西谷祥子漫画に憧れた田舎の少女。
友達のあっこちゃんは、お医者さんの娘でバレエと英語と絵画を習ってた。
遊びに行って、黒いレオタードを貸してもらって、着たときのこと、まだ憶えている。
ぽっこり出た腹が恥ずかしかった。
あの子はレオタードを手にした私の憧れや夢や重みを知らなかっただろう。

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ピアノの先生は、なるべく指を見ないように仕向け初見でざっと弾かせる練習をする。
子ども向けメソッドは何がいいのだろう。
そういえば私の子ども時代もそうだったかな。
楽譜を覚えていないから音符の長さが適当で、それでもいきなり両手で弾いていたような・・・

大人になってから習ったピアノの先生とは、先ずリズム、右手完璧、左手完璧にしてから両手を合わせた。
そんな事も合って、こどものピアノのお稽古に付き合うとき、自然に私のやり方を当てはめていたら、
先生に、「私の教え方はこうです」と、提案された。

ふーん。そうなのか。
どのように化けていくかものすごく楽しみな母なのである。
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by stanislowski | 2015-11-14 03:14 | 甘く優しいこと

私の好きな時間

d0268126_1675031.jpgそれは断然朝です。
もともと朝型人間ですが、朝の喧騒、家族を送り出した後の一人の静けさが堪らなく好き。

お茶を淹れて一息ついて新鮮な空気の中を歩くひととき。
雨が降っていないから表に出られる。
小鳥の囀りを聞きながら、「今日一日が無事に新たに動き出すことができたー」と、ほっとする。
無心だったり、物事に憂いていたり。
料理本のページを捲って今日の晩御飯の献立を考えたり。

ブログの更新がされていれば、(他愛もないささやかな日常の出来事のこと)それは本当に機嫌がいいということです。

何もかもまっさらな新しい始まりの朝が好き。

晩秋の靄めいてる(なんじゃこの日本語?)特有の季節。
今週末には冬時間になります。

いつかの、テラスから撮った庭の風景をどうぞ。
ソーセージの瓶に野原の大きなれんげの花です。
力強いでしょ。

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by stanislowski | 2015-10-21 16:09 | 甘く優しいこと
味噌を仕込んだのでそれで味噌汁を作りました。
うまい。
作り方の写真と解説を見ながら初めて作った手前味噌。

知らなかった。
当たり前すぎた味噌の存在。

自分で出来た事のささやかな達成感と、豆がこんなにも我が食生活に必須であったこと。

手軽に出来る、だからその元は厳選したい。
遺伝子組み換えなんて言葉、いつから出てきたんだろう。恐ろしすぎる。

私にとって当たり前すぎる和食。
だから丁寧に心をこめてお料理したい。
命を守る食に甘い言葉は似合わない。

とくに、味噌汁、だしの域は自分を叱咤するように辰巳先生の本を見る。
”だし汁をひくことは、むずかしいことでない。やるか、やらないか、それだけ”と、先生は言う。

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最近の私は、この言葉を頭に置く。
何をするにも億劫で腰が重い、そんなとき、「やるか、やらないか」。
あの議員に反対の意見を言うか、言わないか。

私は私の信念とスタイルを持って生き生きしていたい。

大人素敵女子でファッショナブルは背が低い私には無理だし。
女子会じゃなくて婦人会でいきたい。

テーマは日々の暮らし。

ドレスコード、清潔で品位があること。
背筋を真っ直ぐ伸ばして歩く。
人生に言い訳はしたくない。
きちんとした日本語を読み書きし、季節の移り変わり、自然を主とした日本文化にきちんと向き合う。

教育を受けて個人が幸福である事が大切。
理系だとか文化系の区別もしたくない。
そこに何の意味があるの?
理系の方が優位なの?

味噌から別な方に行ってしまったのですが、
私は頭でっかちになれるほど論理的でもないし、それが得意だとか論理が達つひとほど疑ってかかる。
ちょっと前までは論理的でない自分に引け目を感じてました。
要は、外国暮らしで人種の坩堝で生きるにはそうならなくちゃ、との気負いがありました。

もう、そんなのいい。
私とした個人がしっかり息づいていればいい。

「あーだら、こーだら」言い過ぎる人とは合わないの。
自然の恵を受けながら、自分も自然の一部と感じながら生きていきたい。
それだけ。

原発は止めてほしい。
安保法は廃止してほしい。
平和ボケしていられた、日本語だけで暮らしてこられた事の恩恵を今改めて思う。

豆、味噌から。
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by stanislowski | 2015-09-29 16:43 | 甘く優しいこと