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廃墟に花々を


by stanislowski
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繋いで行くにはどうしたらいいのか?

まとまりのある文章が書けないので要点を箇条書きで挙げていきます。

↓リンク先「福島で深呼吸したい」からの引用。マイブログではかなり端折って紹介していますので詳しくは右側のリンク同ブログをご覧になってください。

最初のうちは、福島市民はすごく怒っていたし、みんなカーッとなっていました。しかし怒りは持続しないのです。慣れるし、忘れるし、しまいには諦めの境地になってしまい、大きいものに自分を預けてしまったほうがいい、自由なんか捨ててしまったほうが楽だという、退廃的な感覚が蔓延していると
**********************
だから少ないかもしれないけれど、福島のことを気遣ってくれて、明日は我が身だという危機感で動いてくれている人たちをつなぐというか、これしかもう福島県民が救われる道はないなと思ったのですけれども、大多数の福島県民はそのことに気づいてない気がします。だから吉野さんなどは、そういう意味ではまるでミツバチような存在だと自分で思って、日本中を飛び回っています。


以前のブログで福島のことを書いた。実際の生活者としての目線で見ていない、生活者の視点も見えてこないこともあり、適切でない言葉で疑問を投げかけた。
すると、「連日放射性物質で悩む事無く自宅の庭で悠々とお茶している貴女に何が分かるのか」
「自分たちなりに知恵を出し合い近隣住民同士で助け合いながら暮らしている」と言うコメントをもらった。
私も福島出身であり家族・親戚・友人は福島で暮らしている。誰よりも身近に思っている。
原発事故の危機感と問題意識を持ちながら動いていたつもり。それを同県のひとからこのように指摘され、少なからずショックで無関心でいる人より責められた気持ちになった。
「居ないんなら口出しするな」

ある人との会話から・・・
太平洋戦争後、日本人はきちんとこの問題と向き合ったのか?反省したのか?議論し尽くしたのか?
原爆を落とされた日本は二度と核(原発)を持ってはいけなかったのではないか?

福島で暮らすある人のブログは、「避難を勧める、健康障害の不安、食物安全性を問う」的なブログは
粗捜しの的になっていると感じる。

脱原発と福島支援は一体でなければならない。「切り離して考えて欲しい」という福島在住者の声も聞こえる。心情は分かるが、そもそもこんな分断を生んだのは原発事故ではないか!
もはや、この問題は福島だけで解決しきれるものでもなく、
政治・経済に利用されるものではなく、
人間として真理に向かわなければならないと思う。

再稼動理由の、「ブラックアウト」なんていう言葉も空々しい。
病院はもちろん「突発的な停電」に備えて自家発電装置を備えています。
一緒に勉強会をしているママ友は勤務医ですが、そのことを十分知っています。

「原発」が無くても工夫次第で電気は賄えること国民が知らなければ。
その伝達方法であるマスコミが情けないのだけれど。
節電などの運動を起こすよりも、社会そのものを変える運動に参加することの重要性。

自宅から半径60km以内にあるベルギーの原子炉が10年間延長される。
人ごとではありません。

原発事故の被害を知っていくことは恐ろしい。
立ち上げれないほど痛めつけられてしまっている。
しかし、ここで目を逸らしていては永久に救われない。変われない。

昨日、母の里「ほんとうの空」がある安達の山の写真を見た。
青々と茂る緑。年老いた優しい微笑の叔父と叔母の姿に涙がこぼた。
実に実に土に生きてきた人間です。

100マイクロシーベルト(毎時)なんて、幾らでも探せ
る。本当に感覚が麻痺している。完全に異常な状況の中で生きていくためには、
忘れなくちゃいけないし、慣れなくちゃいけないのです。無理やり自分で自分を抑圧するのですよね。
本当にわれわれは抑圧されているし、だから僕が言いたいのは、原発事故は起こしたらおしまいだということです。


上手くいえないですが、
福島に住んでいたら癌になるとか、食べ物や人・モノの移動は良くないとか
偏見や差別を生み出すことに神経質になるのではなく、客観的な数値を元に真摯な取り組みで
元に戻せるものを取り戻していくしかないのかなと。

そしてまた福島のひとを取り込んで一緒に日本を変える働きをしないといけない。
バスで乗り付けて練り歩いて「お疲れ様でした」だけでは、違和感を覚える福島人もいるから。


私の気づきまで。
後はどなたか肉付けしてください。
私もミツバチのように飛び回ることをします。
by stanislowski | 2012-07-19 15:02 | 考えごと